助言と指導も仕事です

介護というのは、自身でできない日常生活を援助することですが、それだけではなく、その方法について助言・指導をしたりすることも大切な仕事になります。
例えば、何をお手伝いしますかと聞くよりも、「何ができますか」を聞き、「どうしてほしい」の本人の意思を引き出します。できないことを手伝う仕事ではありますが、できることを、もっとできるようにすることも、大切な仕事です。しかし、なかには意思を上手に表せない人もいます。手の握力加減でイエス、ノーが伝えられるかもしれません。言葉では伝えられなくても、体の動きや顔の表情でどうしたいのかを示しているかもしれません。しゃべれなかったり、痴呆が進み、言葉の理解力が低い人や自分の意思を表せられなかったりする人の場合でも、できる限りの努力で意思を汲み取ってあげることが重要なのです。
介護士と看護師では、対象となる人は同じであっても、必要となる専門的な知識と技術は全く違います。基本的に看護師は病を治すために医師のサポートを行うものですが、介護職では家族から排泄用品についての相談などもあります。どのような下着が上げ下げしやすいのか、尿の漏れる量に合ったサポート用品の選択についてアドバイスも必要です。尿器がよいのか、ポータブルトイレがよいのか、適切な用具は何か、それらをどう配置すれば最も使いやすいか、必要とする人の自立を助ける道具について関与していくのです。これらの道具を暮らしの中で本当に使えるようにも導いていくことも仕事の一部なのです。

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